<全国高校駅伝女子>◇26日◇京都・西京極陸上競技場発着(5区間21・0975キロ)◇47校

 女子は興譲館(岡山)が1時間7分50秒で5年ぶり2度目の優勝を飾った。

 双子の赤松姉妹が5年ぶりの栄冠を引き寄せた。4区の姉弘佳(ひろか)が区間賞に輝く激走で2位から1位に順位を上げ、最終5区の妹真弘(まひろ)が逃げ切った。「トップに立てば1番で帰ってきてくれると思ってた」と姉が言うと、妹も「トップでたすきをもらえば、そのままフィニッシュできる自信があった」。昨年は1区で真弘が転倒して12位と出遅れてチームも3位。今夏は弘佳が右かかとを痛めて2カ月間走ることができなかったが、そんな悪夢を振り払う勝利。「私たちだけじゃなく、チーム全員の力があったから」と2人は声をそろえた。