1日の福岡国際マラソンで日本人トップの3位に入った陸上男子マラソンの川内優輝(26=埼玉県庁)の名前が、福島県川内村の道路に名付けられることが6日、分かった。川内は明日8日、同村で行われるイベント「かわうちドンドン村づくり」にゲスト参加。村民とのミニマラソンで利用される道路が「川内優輝記念ロード」と命名されることになった。「ご本人の了解も取れていますし、みなさん楽しみにしています」と同村関係者は話す。

 読み方が同じだけで縁はなかったが、遠藤雄幸村長が村と同じ名前の川内に興味を示し、震災復興へ何らかの形でご協力を、とアプローチ。「以前から気になっていた」という川内が快諾し、今回のイベント実現となった。福島第1原発事故で、一時は全村避難を余儀なくされた同村に、川内が文字通り「ゆうき」の走りで希望の光をともす。