国際陸連は24日、モスクワで8月に開く世界選手権では選手の血液データなどを蓄積した「生体パスポート」を活用し、包括的な血液検査による最新のドーピング対策を講じると発表した。

 国際陸連は2011年の前回大会(大邱=韓国)で2000人近い参加選手全員に血液検査を行い、今回も全種目で実施する。尿検査も約500件を行い、将来新たな検査方法が見つかった場合に再検査できるように長期保存する。