<陸上世界選手権>◇7日目◇16日◇モスクワ・ルジニキスタジアム◇男子200メートル準決勝

 飯塚翔太(22=中大)が、決勝進出を逃した。ウサイン・ボルト(26=ジャマイカ)と同組で20秒61の7着で敗退。「僕らボロ負けなので」と、今日18日の400メートルリレーで意地を見せる構えだ。左太もも裏肉離れで途中帰国した山県亮太(21=慶大)のためにも、新生JAPANが全力で疾走する。

 残るは400メートルリレーしかない。日本代表のアンカーを務める飯塚は、2大会ぶりの決勝進出を目標に掲げた。「僕らは今、ボロ負けなんで。何とか決勝にいく気持ちでやりたい」と気合を入れた。17歳の桐生を1走に置く新生JAPANリレーチームで、最終日の最終種目にかける。

 山県の離脱を受けて、第2走者にバックアップ要員だった藤光が入る。1走桐生→2走藤光→3走高瀬→アンカー飯塚でレースに臨む見通しだ。桐生も「悔しさしかなかった」という100メートル予選敗退の無念をこのリレーにぶつける姿勢を示している。飛躍が期待された男子短距離陣は、ここまで入賞なし。最後のリレーで4人のスプリント力を結集し、昨年のロンドン五輪に続く決勝進出をつかむ。