沖縄の北部地方の公道を使用し、日本の自転車ロードレースとしては最長の200キロを誇る「ツール・ド・おきなわ」が、7~8日の2日間にわたって開催される。今年は初日に個人タイムトライアルが取り入れられ、難易度の高いレースとなっている。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン(エキップ・アサダ)は大会4連覇を目指し死力を尽くす。

 レースは初日7日に名護市街地を使用しての1・1キロの個人タイムトライアル「名護まちなかタイムトライアル」、2日目最終日に200キロのロードレースが行われ、その2ステージの合計タイムで総合優勝が決められる。

 今年初の試みとして行われる初日個人タイムトライアルは、1・1キロと距離は短いものの、総合優勝を決定づける重要な戦いになりそうだ。そこで勝ったチームは、2日目の200キロロードレースにおいて守りを固めれば優勝がほぼ決まるだろう。そのため初日タイムトライアルの緊迫度は最高潮に達し、薄氷の僅差による激戦が繰り広げられること必至だ。

 同チームの浅田顕監督は「4連覇を魅せるレースで達成する。2006年、2007年には宮沢崇史が、2008年には新城幸也(清水都貴とワンツーフィニッシュ)が優勝しており、オキナワはうちのチームにとって非常に得意なレースです。無難なレースを行って勝つ気は全くなく、魅せて勝つことを念頭に作戦を練っています。とにかく最重要は初日の『名護まちなかタイムトライアル』です。そこで首位、または上位を占めて、2日目を有利な展開に持ち込み完全優勝を果たしたい」と意気込んでいる。

 エキップ・アサダの参加予定選手は宮沢崇史、清水都貴、福島晋一、菊池誠晃、中島康晴となっている。(Cyclisme Japon)