<柔道:世界選手権>◇第6日◇31日◇ブラジル・リオデジャネイロ◇男子100キロ超級1回戦

 七戸龍(九州電力)が豪快な一本勝ちで初陣を飾った。格下のパキスタン選手を捕まえ、振り回しておいての内股。わずか25秒で決めた。「気迫のある柔道で攻める」との思いを体現した。

 男子最重量級は2005年カイロ大会を最後にメダルすら取れず、ロンドン五輪でも惨敗。看板階級再建の期待を背負う24歳の有望株は「日本柔道ではこの階級が注目されていることは分かっている。勝たなければいけない」との使命感で世界の畳に立った。