F1シリーズのスーパーアグリ・ホンダの広報担当者は4日、同チームが次戦のトルコGP(11日決勝)に出場できない見込みであることを明らかにした。資金難のスーパーアグリは、ドイツの自動車部品会社、バイグルと資本提携で合意したが、同担当者によると「ホンダF1チームのフライ最高経営責任者がこの話を認めない方針だ」という。

 スーパーアグリはホンダの援助でF1に参戦しているが、トルコGP以降の出場も資金が不十分な状況。資本提携で合意したバイグルは、F1チームを支える資金力はないと一部で報道されている。スーパーアグリの鈴木亜久里代表は「ホンダからは正式には何も聞いていない。バイグルの提案を受け入れるようホンダを説得する方針に変わりない」と話した。