三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで3日、開場50周年を記念した「ファン感謝デー」が開催され、自動車F1シリーズに日本人で初めてフル参戦した中嶋悟氏(59)ら往年の名ドライバーが、かつてのF1マシンを操ってコースを走行し“勇姿”を披露した。

 中嶋氏は国内で数々の好勝負を繰り広げた星野一義氏(64)と、四半世紀ぶりに直接対決し、先にゴール。「久しぶりだけど、やっぱり楽しいね」と笑みを浮かべた。

 1990年のF1日本グランプリで日本人初の表彰台(3位)に立った鈴木亜久里氏(51)やF1を経てインディカー・シリーズに参戦の35歳の佐藤琢磨らも迫力満点に快走。スタンドを埋めた約3万人のファンを沸かせた。