<F1:日本GP>◇決勝◇7日◇三重・鈴鹿サーキット

 ザウバーの小林可夢偉(26)が、自己最高の3位に入った。予選3番手からスタートした小林は、スタート直後に2位に浮上。その後マッサに抜かれたものの、最後まで安定した走りをみせ、追いすがるバトン(マクラーレン)を振り切って初の表彰台に上った。日本人の3位入賞は、04年の佐藤琢磨以来、3人目。鈴鹿(日本GP)での表彰台は、90年の鈴木亜久里以来、22年ぶりの快挙となった。優勝はフェテル(レッドブル)で今季3勝目。2位にはマッサ(フェラーリ)が入った。小林は表彰台でメーンスタンドのファンから「カムイコール」を受けた。シャンパンファイトを味わったあと、そのままインタビューに臨み「みなさん、ありがとうございます。今日、初めての表彰台は自分でも驚きです。初めての表彰台が鈴鹿で取れて本当によかった」と感慨深げに話した。