自動車のF1チームで小林可夢偉が所属するザウバーは23日、来季の2人目の正ドライバーとしてエステバン・グティエレス(メキシコ)の起用を発表した。F1にフル参戦するただ一人の日本人ドライバーの小林が同チームで走るのは、サンパウロでのブラジル・グランプリ(GP=25日決勝)が最後となる。

 兵庫県出身で26歳の小林は09年10月のブラジルGPでトヨタからデビュー。10年からザウバーに所属し、ことし10月の日本GPでは日本人ドライバーとして8年ぶり3人目となる3位に入り、表彰台に立った。

 小林は「新契約にはスポンサーが必要」と訴え、22日には来季以降の活動資金を募るサイト「KAMUI

 SUPPORT」をつくった。