フィギュアスケートの世界選手権が25日に中国・上海で開幕した。日本人初の2連覇を狙う羽生結弦(20=ANA)は午後から練習リンクで行われた公式練習に参加。4回転ジャンプを軽やかに決めるなど、27日の男子ショートプログラム(SP)へ向けて、調整を進めた。

 昨年末の全日本選手権で3連覇を達成後に、腹部の手術や右足首の捻挫などアクシデントが続き、今大会も決して万全ではない状態で挑む。右足のつま先をついて跳ぶ、ルッツやフリップなどのジャンプへの不安も残すが、この日の練習ではリラックスした様子も。ジャンプで大きく転倒して、恥ずかしそうに苦笑する姿もあった。