女子マラソンの世界記録保持者で、26日のロンドン・マラソンを最後に第一線から引退するポーラ・ラドクリフ(英国)が22日、ロンドンで記者会見し「自分の最大のインスピレーションだった大会でまた走るのは特別な気持ち」と語った。

 2003年の大会で2時間15分25秒の世界記録を樹立した。12年のロンドン五輪は足のけがで欠場したが、徐々にトレーニングを積んで今大会を目指してきたという。「けがが続いたが、体が走り方を覚えていると思いたい。笑顔でマラソンを終えたい」と話した。

 思い出の多い大会で最後のレースを迎える41歳のランナーは「当日はその場の雰囲気を楽しみたい」と、心待ちにしている様子だった。