日本シンクロ界初の男子スイマーが、鮮烈デビューを飾った。

 今夏の世界選手権(ロシア)で正式種目となる混合デュエットの日本代表がデュエットFR予選に出場。

 安部篤史(32=トゥリトネス)足立夢実(26=国士舘シンクロク)のペアが「ドラキュラ」を演じて85・6667の高得点をマークした。FRのみの得点では参加29組中、日本代表ペア(乾友紀子、三井梨紗子)に次ぐ2位。

 58回の歴史を誇るシンクロ日本選手権に男子として初めて出場した安部は「初めての大舞台が終わって、ホッとしている」と話した。

 混合デュエットの日本代表は、FRだけの出場。テクニカルルーティン(TR)に出場しないため最終日(4日)の決勝には出られないが、決勝前にエキシビションとして演技する。