男子3メートル板飛び込み予選で、寺内健(34=ミキハウス)が440・25点の9位で準決勝に進出した。18人が出場する準決勝で、12位以内に入って決勝進出を決めれば、来年リオデジャネイロ五輪代表に内定する。坂井丞(22)は22位で予選落ちした。

 寺内の安定感が光る。6本中5本で70点以上をキープし、5本目の前宙返り2回半2回ひねりえび型では81・6点の高得点を獲得。18位以内の準決勝入りを確実にした。予選後は「自分のやりたい演技が、ある程度できた」と納得の表情。日本時間午後9時からの準決勝で、リオ五輪の代表権を懸ける。前回ロンドン五輪は逃したが、代表が決まれば、夏季五輪最多タイの5回目の五輪出場が決まる。飛び込みでは大ベテランの34歳は「切り替えていく」と引き締めた。