31日に開幕するテニスの今季4大大会最終戦、全米オープンの本戦組み合わせが27日に決まり、男子で世界4位の錦織圭(25=日清食品)が、絶好のドローを手に入れた。

 1回戦は過去2勝0敗で、同41位のペア(フランス)。順当に勝ち上がった場合、準決勝まで予想される対戦相手には、すべて勝ち越している。4回戦で対戦が可能な同19位のツォンガ(フランス)には全仏準々決勝で敗れた。昨年全米決勝で敗れた同9位のチリッチ(クロアチア)との再戦は準々決勝だが、ともに、苦手な相手ではない。

 同ブロックで、錦織の次に世界ランクが高い7位のフェレール(スペイン)は、ケガでウィンブルドンを欠場。そのまま今大会まで1大会も出場していない。対戦成績も錦織の8勝4敗だ。昨年準決勝で破った世界王者ジョコビッチ(セルビア)との対戦が予想される準決勝まで力を蓄え、その後はエンジン全開だ。(ニューヨーク=吉松忠弘)