31日に開幕するテニスの4大大会全米オープンを控え、世界4位の錦織圭(25=日清食品)が28日、ニューヨーク市内のホテルで会見を行った。

 昨年は準優勝し、今年は68年オープン化(プロ解禁)以降、日本人最高の第4シードがついた。しかし「あまり優勝とか考えていない。新しい全米として、自分のプレーを1回戦から貫いていきたい」と、気持ちも新たに挑むことを明かした。

 錦織との主な一問一答は以下の通り。

 -全米に向けて。

 錦織 今年、グランドスラムではいい成績を収めている。グランドスラムは長いので、しっかり戦うためにもリラックスして2週間を戦い抜きたい。

 -全米の雰囲気は。

 錦織 お祭りみたいで好き。米国に住んでいるので、居心地の良さもある。欧州よりリラックスして挑める。

 -前哨戦はワシントン優勝、モントリオール・ベスト4だったが。

 錦織 今まで夏の米国ではあまり活躍できなかった。それだけに自分自身にも期待している部分がある。

 -昨年は足のケガからの本番だったが。

 錦織 今年と全く違う。去年は不安が100%。今年は体力的にも全く問題がない。

 -1回戦の相手については。

 錦織 ペアは最近、調子を上げてきている。バックハンドはトップ5の持ち主。気持ちを引き締めて挑みたい。

 -第4シードについては。

 錦織 やる相手は変わらないし、上位3人をどこかで倒さないと優勝できない。それが早いか遅いかの差。だから、シードはあまり意識していない。