7人制ラグビー女子日本代表「サクラセブンズ」が3日、アジア・セブンズシリーズ第1戦「中国セブンズ」(5~6日、中国・青島)出場のため、成田空港を出発した。

 国際大会初招集の高校3年のバティヴァカロロ・ライチェル・海遥(みよ=17、東京・板橋有徳高)は、8月に行われたU-20(20歳以下)女子アジアセブンズシリーズ優勝メンバーから唯一の昇格。フィジー出身の父を持つ身体能力を発揮すべく「自分はラインブレークで前に出て、外にボールを運べるようにすることが持ち味だと思っている。7人制の日本代表は初めてなので、今の自分がどれだけできるか楽しみです」と笑顔を見せた。出発時に隣に寄り添った冨田真紀子(24=世田谷レディース)も「若い子が代表に入ってきてくれるのは本当にうれしいし、刺激になります。きっと、やってくれると思います」と期待を寄せた。5日の1次リーグではタイ、ウズベキスタン、カザフスタンと対戦する。

 遠征メンバーは以下の通り。

兼松由香(名古屋レディース)、マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ、竹内亜弥、桑井亜乃(以上アルカス熊谷)、山口真理恵(ラガール7)、冨田真紀子(世田谷レディース)、鈴木実沙紀、横尾千里(以上東京フェニックス)、鈴木陽子、大黒田裕芽(以上立正大)、小出深冬(東京学芸大)、バティヴァカロロ・ライチェル・海遥(東京・板橋有徳高3年)