遠藤利明五輪相は4日の記者会見で、政府がスポーツ庁の初代長官に充てる方向で最終調整している1988年ソウル五輪競泳金メダリストの鈴木大地氏に関し「若くして日本水泳連盟の会長になり、人望もある。スポーツ界のシンボルと言える人だ」と期待感を示した。ただ「人事の話は聞いていない」とも述べた。

 2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が公式エンブレムを白紙撤回したことをめぐっては「国民に大変心配を掛け、五輪を担当する閣僚として心からおわびする」と陳謝した。組織委に対し「より開かれた形での選考を検討してほしい」と注文を付けた。

 公明党の井上義久幹事長はエンブレム撤回について会見で「非常に残念だ。責任の所在をはっきりさせ、今後こういうことがないようにしなければいけない」と述べた。