日本のスポーツ関係団体のトップが情報交換などを行う「5者会議」が25日、東京・千代田区のスポーツ庁で行われた。

 鈴木大地スポーツ庁長官(48)が呼びかけたもので、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(68)、日本パラリンピック委員会(JPC)の鳥原光憲会長(72)、日本スポーツ振興センター(JSC)の大東和美理事長(67)、日本体育協会の張富士夫会長(78)が出席した。

 「各団体のコミュニケーションを円滑にする」(鈴木長官)のが目的で、この日は選手強化について強化費の拡充や指導者養成の支援などを求める声が出た。10月1日の就任直後に鈴木長官との「会談」で団体の垣根を越えた会議の必要性を説いた馳浩文科相(54)も参加し「互いに意見を出し合うことが大切。今後も定期的に開催し、チームジャパンでやっていきたい」と話していた。