リオデジャネイロ五輪までちょうど半年前となった5日、重量挙げの女子日本代表が、成田空港から合宿地のグアムへと出発した。

 53キロ級の八木かなえ(23=ALSOK)は「ロンドン(五輪)後から行きはじめて、グアム合宿はこれで4度目です。暖かいところに行くので、思い切って重いものをあげ、ベースを上げていきたい」と目標を掲げた。グアムでのささやかな楽しみは、高級で知られるゴディバのチョコレートを食べること。「日本より少し安く買えるんです。ちょっとしたぜいたくです」と、チョコの癒やしで21日までの練習を乗り切るつもりだ。

 日本の女子重量挙げは、昨年の世界選手権でリオ五輪出場4枠を獲得。同大会で銅メダルとなった48キロ級の三宅宏実(30=いちご)だけが代表に内定し、後の3枠は、5月の日本選手権後に世界ランキングなどを考慮した上で決まる。2大会連続出場を目指す八木は「一発勝負です」と、全日本選手権での結果を求めた。

 三宅は、7日から合宿に合流する。