女子はLS北見が富士急を9-5で下し、チーム結成6季目で初の頂点に輝いた。前半から主導権を握り、不利な先行だった第4、第5エンドで得点を重ね7-1とし、快勝した。大会の最優秀選手に輝いたスキップ藤沢五月(24)は「チームメートが作ってくれた優勝。私がやったぜと言うよりは、ありがとう、という感じ。みんなを信じて今シーズンやれたのが良かった」と喜んだ。

 今季はチームの柱、本橋麻里(29)が妊娠、出産などでリザーブに回っていたが、他の4人でそのピンチを乗り越え、結束した。サード吉田知那美(24)は「尊敬する麻里ちゃんの下でプレーしていることで強くなっている」と話した。

 男子はSC軽井沢クがチーム東京に6-3で勝ち、4連覇を果たした。3位決定戦は女子が北海道銀行、男子は札幌が制した。

 優勝チームは3~4月の世界選手権、来季のパシフィック・アジア選手権、来年2月の冬季アジア大会に日本代表として出場する。日本が18年平昌五輪の出場枠を得て、両チームが来年も同大会を制した場合は五輪代表に内定する。