男子は1次リーグ第2戦のシンガポール戦で、2時間40分の熱戦を3-1で制し、2連勝とした。

 相手エースの世界ランク21位ガオ・ニンがケガで欠場したため、日本もエース水谷隼(26=ビーコン・ラボ)を温存した。4番手に登場した丹羽孝希(21=明大)が、最後は同163位のヤン・ツーにフルゲームで勝ったが、丹羽が同334位のパン・ジュエジエに1番手で2-3と負けて以降、すべてフルゲーム。2番手の大島祐哉(21=早大)はヤン相手に第2ゲームを12-14、第3ゲームを10-12と失ったが、レシーブをフォアハンドに切り替えて逆転勝ち。3番手の吉村真晴(22=愛知工大)も同176位のチェウ・ジャユクラレンスに3-2。今大会初出場だった吉村は「緊張はあった。前回出た(11年)ドルトムント大会からの4年間で、どう成長してきたかを考えていたら、精神的にナーバスになってしまった」と反省しつつ、大会直前に痛めた左足首の状態に関しては「まったく問題ないです。元気です」と笑った。

 午後7時半(日本時間同8時半)から第3戦ポーランド戦に臨むが、丹羽は「大会前には全勝してリオに入りたいと思っていたので、正直負けて悔しい気持ち。立ち直れていない」と、表情を曇らせた。