決勝が行われ、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が、中国の唐淵渟、于洋組を21-10、21-12のストレートで下し、初優勝を果たした。日本勢の同種目の金メダルは78年の徳田敦子、高田幹子組以来38年ぶりの快挙。

 2人はともに宮城・ウルスラ学院英智高出身。高橋が2年、松友が1年の時から組みはじめ、今年で8年目になる“熟年”ペアだ。前衛でゲームを作る松友と、後ろで力強いスマッシュを打つ高橋は息もぴったり。この日も巧みなコンビネーションで、パワフルな中国ペアの胸元を効果的に狙い、揺さぶった。

 高橋は「厳しい戦いが何回も続いたが、全英で勝ちたいという気持ちが強かったので、本当に今日は勝てて良かった」。松友も「ここで優勝し、たくさんの方に応援して頂いてうれしいです」と、ともに笑顔で喜びを語った。

 昨年4月のインド・オープン以来、約1年ぶりとなるスーパーシリーズでの優勝で、リオデジャネイロ五輪のメダルへ大きく弾みをつけた。