世界ランキング6位、第6シードの錦織圭(26=日清食品)は、同21位のニック・キリオス(21=オーストラリア)を6-7、7-6、6-3の逆転で下し、3年連続4強進出を決めた。

 第1セット、お互いにサービスをキープしあう息詰まる展開から、最後はタイブレークで先取された。

 第2セットも大熱戦。お互いにサービスをキープし6-6でタイブレークへ。キリオスのショットにミスが続き、最後は錦織がバックハンドショットを決めて同セットをものにした。

 第3セットに入り、第4ゲームで錦織がこの試合初めてのブレークを奪うとそのまま逃げ切った。

 試合を終えた錦織は「第2セットまでブレークもなく、厳しい戦いとなったが2セット目を取れて良かった。第3セットはリターンの位置を変えて相手のリズムを崩すことができて(第3セット第4ゲームの)ブレークへのいいきっかけになった。1セット目はミスも多く、消極的になったので2セット目のタイブレークはメンタルでも積極的にいった。今日はサービスが良かった。スピンサーブが効いていた。いろいろ混ぜていけた。(準決勝は)しっかり(体調を)リカバリーしたい。テニスはいい調子でできている。ジョコの可能性もあるのでコーチとしっかり作戦を立てていきたい」とコメントした。

 準決勝は7日(日本時間8日未明)に行われ、世界1位で第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)と同10位、第11シードのミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)の勝者と対戦する。