ロシア・テニス連盟のタルピシェフ会長は25日、リオデジャネイロ五輪の女子代表に元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ選手を選出したと発表した。同選手は1月から禁止薬物に加えられたメルドニウムに陽性反応を示して暫定的な資格停止処分を受けており、処分が解除されない場合は補欠選手と入れ替える方針としている。タス通信が報じた。

 タルピシェフ会長は「早ければ全仏オープンの期間中にリオ五輪参加の可否が決まる」と述べた。これまでもシャラポワ選手が医療目的で10年間服用し、今回の摂取は過失だったとしてリオ五輪出場を後押しする考えを示している。

 国際テニス連盟は、シャラポワ選手の聴聞会を実施した上で処分を決定するとしている。