奈良県は9日、リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルスの金メダリストで同県橿原市出身の高橋礼華選手(26)に県民栄誉賞を、ペアを組んだ松友美佐紀選手(24=徳島県出身)に県スポーツ特別功労賞をそれぞれ授与した。両選手は同競技で日本初の快挙を成し遂げた。

 両選手は玄関ホールに集まった市民や職員に拍手で出迎えられ、「たくさんの応援をありがとう」と笑顔で応えた。その後の表彰式で荒井正吾知事から賞が渡されると、高橋選手は「納得するプレーで金メダルが取れた」、松友選手は「さらに上を目指して頑張っていきたい」と話した。

 県民栄誉賞はこれまで、柔道の男子60キロ級で五輪3連覇を果たした野村忠宏氏や、ロンドン五輪ボクシング男子のミドル級で頂点に立った村田諒太選手らに贈られている。