羽生結弦(21=ANA)が、フリー197・58点、合計301・47点で優勝し、史上初の4連覇が懸かるGPファイナル(12月、フランス・マルセイユ)切符を獲得した。

 演技後、羽生は「今日は緊張していて昨日のリベンジしたいと思っていて、ループは耐えることが出来たが、まだまだ、まだまだやるべきことがたくさんあるので、また次に向けて頑張っていきたいと思います。(演技後の「もうちょっと」みたいな仕草に)冷静に考えたら、もうちょっとでは無かったので(会場笑い)ショートでは、もうちょっとだったけど、かなり頑張ってきます。しっかり4回転を回りきっての4つというのは初めてで、その中で最後のアクセルがトリプルを付けることが出来ませんでしたが、後半のトリプルアクセル2発は体にきますし、印象的にも自分の武器になるので良かったかなと思います。ジャンプとしては結構課題がありますし、今回のフリープログラムではスピン、ステップでまだまだ出来たなと思いますし、日本ということで非常にあたたかい空気の中で滑ることが出来ましたし、ショートは最前列しか見れませんでしたが、フリーでは遠くのお客さんまで視線を移しながらやることが出来たので、今後につながる良いステップだったと感じました。(田中刑事の3位に)心から嬉しいです。ただ日野選手、もっとこいや!と思っています。純粋に楽しかったです。僕自身フリーで余裕なかったのですけれども、それでも田中選手の演技が素晴らしいということが、みなさんの反応で分かって、帰るときに握手することが出来たので、そう言った面で、大人になってきたのかなと思います。(ファイナル出場を決め)行けて良かったなと。300点超えというのをまたこの日本の地ですることが出来たので、また次に向けてしっかり調整しながら、ファイナルでもいい演技を目指して頑張っていきます」と笑顔で話した。