同大(関西2位)が早大(関東対抗戦2位)を下し、05年度以来11大会ぶりの4強入りを決めた。

 来年1月2日の準決勝では東京・秩父宮で東海大(関東リーグ戦1位)と戦う。ロック山田有樹主将(4年)は「大学に入って年越しをしたことがなかった。年を越えてむちゃくちゃうれしいです」と笑顔。山神孝志監督(50)は「この数年で一番まとまりがある」と東海大のイメージを語り、ここからの万全の準備を誓った。

 同大は前半からエンジン全開。3分にBKの華麗なパス回しからCTB石田幹太(4年)が先制トライ。エースWTB松井千士(4年)もトライを決めるなど、計5トライで33-0と主導権を握り、前半を折り返した。

 後半に入っても先に仕掛けたのは同大。開始早々の4分、FWで狭いサイドを切り崩し、最後はフランカー丸山尚城(3年)がインゴールに飛び込んだ。シンビン(10分間の一時的退場)で数的不利になるなど苦しい時間帯もあったが、序盤のリードを守りきった。

 関西大学リーグ最終戦では天理大に敗れ、連覇を逃した。悔しさをバネに、全国の舞台で99年度以来、17大会ぶりの早大戦勝利を挙げた。