世界99位の西岡良仁(21=ミキハウス)が、全豪初勝利を上げた。

 同632位で、予選勝者のボルト(オーストラリア)に6-4、1-6、6-2、6-4の2時間半で破り、2回戦進出を決めた。勝利の瞬間、思わずガッツポーズ。「ベストのプレーができた」と、喜んだ。

 西岡は得意のストロークで、相手のネットプレーを封じた。第2セットを落としても「相手のサーブのコースも読めてきた」と冷静で、「今日は勝たなくちゃいけない相手。第3、4セットはあまり問題はなかった」と、余裕だった。

 西岡は、4大大会の1回戦前に風邪をひいたり、熱を出したりするのが過去数度あった。しかし、今回は「ございません!」と苦笑いだった。2回戦は、同14位のバウティスタ(スペイン)と対戦する。