卓球の世界選手権個人戦(5月29日~6月5日・デュッセルドルフ=ドイツ)に男女を通じて史上最年少の日本代表として選ばれた張本智和選手(13=エリートアカデミー)が23日、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで記者会見し「1年前までは夢にも思わなかった舞台。うそだろ、今生きているのか、と思うくらいうれしかった」と喜びを表現した。

 昨年の世界ジュニア選手権で2冠を獲得して臨んだ全日本選手権の男子シングルスは4回戦で敗退したが、国際大会の実績や将来性などが評価された。2020年東京五輪の「2年前くらいに」世界選手権出場を想定していたそうで「絶対に自分が一番弱い選手なので、一戦一戦しっかり戦いたい」と述べた。

 全日本選手権女子シングルス決勝で石川佳純選手(23=全農)を破り、史上最年少となる高校1年で初優勝した平野美宇選手(16=エリートアカデミー)は、個人戦は15年蘇州大会に続き2大会連続の出場となる。シングルスに加え、ダブルスは新たに石川選手とペアを組む。「東京に向けたスタートの世界選手権として頑張りたい」と意気込みを語った。