競泳男子200メートル平泳ぎの渡辺一平(19=早大)が29日、東京辰巳国際水泳場で行われた競泳の東京都選手権で世界記録を樹立した。

 決勝で2分6秒67をマークし、12年に山口観弘が出した2分7秒01を上回った。

 渡辺は昨年のリオデジャネイロ五輪に出場。200メートル平泳ぎ準決勝で2分7秒22の五輪新記録を出し、全体1位で決勝に進出したものの、メダルを期待された決勝では6位だった。

 ◆渡辺一平(わたなべ・いっぺい)1997年(平9)3月18日、大分県生まれ。津久見一中-佐伯鶴城高-早大。14年ユース五輪200メートル平泳ぎで金メダル。15年4月の日本選手権では同種目5位。16年4月に日本選手権の同種目で2分9秒45の2位となり五輪初出場を決めた。193センチ、76キロ。