18年平昌五輪の出場枠がかかるフィギュアスケート世界選手権(29日開幕、ヘルシンキ)の公式練習が27日始まり、3季ぶり2度目の優勝を狙う羽生結弦(22=ANA)が好調ぶりをアピールした。

 ショートプログラム(SP)の曲を通す練習では、4回転ループの後、4回転サルコーからの連続技で後ろのトーループが1回転になったが、最後の3回転半は美しく成功。その後、2度4回転サルコー-3回転トーループを決め、修正をはかっていた。練習初日にもかかわらず、体が動いており、時折笑顔をみせながら楽しそうに滑っていた。

 また、この日は今季プログラムに入れていない4回転トーループ-1回転ループ-3回転サルコーの3連続ジャンプも披露。失敗した際に得点減とならないよう、リカバリーの技を練習してきたことを伺わせた。