男子プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道が29日、札幌市内で練習を公開した。チームは現在2連敗中も、ダニエル・ミラー(25)は、明日31日からの仙台89ERSとの2連戦に向け「相手に負けないよう出だしから強い気迫で臨みたい」と3戦ぶり勝利を掲げた。

 11日の三遠戦で右足を負傷したバチンスキーは、29日も治療に専念。6戦連続欠場が濃厚となった。得点源不在で臨んだ最近5戦は2勝3敗。しかも対仙台は今季1勝4敗と分が悪いが「バチンスキーがいなくても、ソープと野口と自分でカバーできるようになってきた。やり続ければ結果は出る」と前を向いた。

 次戦は「とても好き」というプロ野球の開幕戦と日程が重なった。昨年10月には、日本ハムのレアードが観戦に訪れ、一緒にすしポーズをした。日本ハムが午後6時半、自身は同7時10分から試合開始。ほぼ同時間で観戦できないが「自分の仕事はバスケットに集中して勝利をつかむこと」と“アベック白星”を誓った。

 残り13戦で17勝30敗。ワイルドカードでのチャンピオンシップ出場には、現時点でSR渋谷の23勝を超える必要がある。「数字は頭にあるが、まずは目の前の1勝」。地道に星を重ね、上位浮上を狙う。【永野高輔】