2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、大会の成功に向けて東京マラソン財団と連携協定を締結したと発表した。警備、輸送、ボランティアなどの分野で、ことし2月に11回目が開催された東京マラソンのノウハウを五輪・パラリンピックの運営に生かすほか、20年大会の国内PR活動でも協力する。

 00年シドニー五輪女子マラソンの金メダリストで、組織委のアスリート委員長を務める高橋尚子さんは「世界有数の市民マラソンである東京マラソンのノウハウを20年大会の準備に生かし、その過程で培われたノウハウや人材をレガシー(遺産)として東京マラソンに継承していく。日本のスポーツ界にとって、とても貴重な財産になると信じている」とコメントした。

 組織委は、26日にラグビーの19年ワールドカップ(W杯)日本大会の組織委とも連携協定を結んだ。