2020年東京五輪での新種目採用を目指して、国際体操連盟(FIG)がフランス発祥で障害物を飛び越えていくニュースポーツ「パルクール」を国際オリンピック委員会(IOC)に提案したことが6日、分かった。IOCはバスケットボールの3人制や柔道の男女混合団体など候補種目の選定を進めており、7月の理事会で最終決定する。

 パルクールはリュック・ベッソンが手掛けた「ヤマカシ」などアクション映画の題材となった。2月のFIG理事会で体操の新種目に認められたばかりで、競技規則の整備や普及に課題を残すが、渡辺守成会長は「若者に人気があり、IOCの方向性にも合致する。五輪での種目追加を目指していく」と語っている。