フリースタイルスキー・ハーフパイプの渡部由梨恵(28=白馬ク)、鈴木沙織(27=城北信用金庫)が15日、米コロラド州コッパーマウンテンでのW杯(ワールドカップ)を含む米国遠征から羽田空港に帰国した。

 W杯で鈴木が12位、渡部は17位でともに決勝には進めなかったものの、収穫も得た。今大会は平昌(ピョンチャン)五輪と同じジャッジで試合が行われ、渡部は「五輪と同じジャッジで、採点の傾向がわかった」と話した。今後のW杯、平昌五輪を見据えて「難易度の高い技を決めるよりも、完成度が高い方が点が出る。ちょっとの失敗が大きく響くので、より完璧さを求めたい」と意気込んだ。

 鈴木にとって、1月のW杯で右膝半月板を損傷して以来の復帰戦となった。「膝の状態は順調に来ている。復帰戦としてはいいスタートが切れたかな」と笑顔だった。