女子フィギュアスケートで五輪代表を逃した樋口新葉(16=日本橋女学館高)は目を赤く腫らし「すみません」と一言だけ言い残して足早に会場を後にした。

 岡島コーチから「世界選手権代表は決まってよかった」と声を掛けられると、泣き崩れたという。

 五輪切符を手にした坂本を今季の世界ランキングなどで上回っていたが、4位に終わった全日本選手権でのミスが響いた。

 ▽樋口を指導する岡島功治コーチの話 (樋口は)泣いていた。代表を決める大切な試合でミスしちゃいけない。勝ち取った選手はしていない。(五輪に)行かせてあげたかった。