男子初の高校生代表、部井久アダム(18=福岡・博多高)が、世界を目指してアジア選手権(18日開幕、韓国)に臨む。日本は壮行試合のバーレーン戦に20-21と惜敗。部井久は腰痛で限られた出場時間ながら豪快なシュートで1得点し、観客を沸かせた。

 昨年7月の日韓戦で代表デビューした「将来のエース」(シグルドソン監督)は、卒業後の欧州クラブ入りを目指す。中大に籍は置くものの「強い当たりに慣れるためにも、海外でプレーしないと」と語る。既に数クラブと交渉中で、アジア選手権での活躍は欧州移籍の後押しにもなる。