平昌(ピョンチャン)パラリンピック・スノーボード男子バンクドスラローム下肢障害金メダルで同競技から引退を表明した成田緑夢(24=近畿医療専門学校)が25日、20年東京オリンピック・パラリンピックを目指す競技について「リサーチ段階」と語った。

 都内で行われたキットカット新製品発表会に出席。東京五輪とパラリンピック出場を目指している成田は「競技はまだ絞っていない。僕にどの競技が向いているのか、いろんなことに挑戦して決めたい」と、競技については現在も模索中であることを説明した。大会2年前と迫る中、競技の決断時期も「まだ決まっていない」とした。

 平昌大会でスノーボードクロスは銅メダルだった。20年の両大会を目指す上で「集中力が足りてない」と考え、今はゴルフに挑戦中という。ゴルフ歴は2カ月で、現在のスコアは130。

 1カ月単位で自身と「誓約書」を結んでおり、守れない場合は大嫌いな丸刈りにすると決めている。今回も誓約書に今月末までに「ゴルフのスコア95かハーフ47」と目標設定し、達成出来なかったら「もちろん、丸坊主にします。5月1日に丸坊主だったら切れなかったということで、楽しみにしていてください」と報道陣の笑いを誘った。

 イベントでは中田英寿氏がプロデュースした9月発売予定の「キットカット 梅酒 鶴梅」を試食。成田は「想像以上に深みがあり、大人な梅酒の味」と充実した表情を見せていた。