アメリカンフットボールの関東学生１部監督会が２３日、関東学生連盟に日大のチーム改善報告書の開示要望書を提出した。２４日までに開示されない場合は、秋のリーグ戦で日大との対戦を拒否すると通告した。

　日大は反則問題で今季出場資格停止処分を受けたが、処分解除を求めて提出期限の１７日に報告書を提出した。連盟では検証委員会が精査中で、３１日にまでに答申を受けた理事会で解除かを決めることにしている。

　監督会ではかねて現場の意見を尊重してほしいと訴え、検証委に参加や最終決定は理事会と監督会で話し合うべきと申し入れてきた。１７日の提出後も要望したが、連盟は検証時間が少なく、事前公開で活動に支障が出る可能性があると公開を拒んでいた。監督会へは３１日の意見交換の場か、その直前に報告するとしていた。

　監督会では２２日に都内で緊急会合を開催し、日大を除く１部１５校で今回の要望書提出を決議した。「２４日までに報告書が開示されないと、監督会として検討および判断材料がない。秋に日大と試合することはできない」との判断となった。