「スーパー小学生」として注目される初出場の松島輝空(そら、11=木下グループ)が8強入りを決めた。

4回戦で平賀龍生(大分・明豊高)を3-1、5回戦で阿部悠人(福岡・希望が丘高)を3-1と高校生から連続勝利。小5での8強は張本智和(15=エリートアカデミー)に並ぶ快挙だが「比べられるのは正直嫌いです。嫌いっていうか、面倒くさいです。お父さんが『張本選手はここまでいっている』とぐちぐち言ってくるので、いつもイライラしている」と正直な心境を明かした。

自らも日本リーグ優勝経験を持つ父の卓司さんがコーチとして見守るため、照れくさそうな11歳。それでもこの日は「負けていても1球1球考えて『次はこれを出す』と集中できた。楽しいというより、負けず嫌いなので、勝つことに集中しています」と動じない。

目標にしていた表彰台に手が届く位置まで進み、コートサイドで熱い応援や指示を出す卓司さんも「『パパうるさい! イエローカード出たらどうすんの!』って言われています」と苦笑い。年頃の息子と父の二人三脚で、準々決勝~決勝と続く勝負の17日に臨む。