2度目の優勝を狙う世界ランキング3位の大坂なおみ(23=日清食品)が、18年全米決勝で下した同11位のセリーナ・ウィリアムズ(39=米国)を6-3、6-4で下し、2年ぶりの決勝進出を決めた。


第1セットの立ち上がりにいきなりブレークされたが、焦ることなく第3ゲームのブレークピンチをしのいでキープすると、5ゲーム連取して第1セットを先取。第2セットは一進一退の攻防となったが、ラリーで優位に立ち第9ゲームをラブゲームでブレークバックしてストレート勝ちした。


決勝では同27位のカロリーナ・ムホバ(24=チェコ)を下した同24位のジェニファー・ブレイディ(25=米国)と対戦する。


◆女子シングルス組み合わせ


決勝進出を決め声援に応える大坂(AP)
決勝進出を決め声援に応える大坂(AP)
S・ウィリアムズを破って決勝進出を決め、ガッツポーズする大坂(ロイター)
S・ウィリアムズを破って決勝進出を決め、ガッツポーズする大坂(ロイター)


大 坂26-3
6-4
 - 
0セリーナ


試合後、健闘をたたえ合う大坂(左)とS・ウィリアムズ(AP)
試合後、健闘をたたえ合う大坂(左)とS・ウィリアムズ(AP)
声援に応えながら引き揚げるS・ウィリアムズ(ロイター)
声援に応えながら引き揚げるS・ウィリアムズ(ロイター)

 

第2セット


    101112
大 坂       6
セリー         4

○はキープ、★はブレーク、Tはタイブレーク

 

▼第10ゲーム 大坂のサーブ 大坂がワイドへ6本目のエースを決め15-0。セリーナのフォアの連続ミスでマッチポイント。大坂がファーストを決めてセリーナの体勢を崩し、ミスを誘ってラブゲームでキープし、第2セットも連取して決勝進出を決めた


※エースは大坂6本、セリーナ3本 ダブルフォールトは大坂8本、セリーナ1本、ファーストの確率は大坂45%、セリーナ46% ファーストのポイント獲得率は大坂85%、セリーナ65% ウイナーは大坂20本、セリーナ12本 凡ミスは大坂21本、セリーナ24本 リターンミスは大坂1本、セリーナ6本 サーブの最速はともに時速197キロ


▼第9ゲーム セリーナのサーブ 長いラリーから大坂のバックのダウンザラインがウイナーとなり0-15。続いて大坂がバックのクロスのウイナーで0-30。セリーナが1本目のダブルフォールトで大坂にトリプルのブレークポイント。ラリーから大坂がバックのアングルショットを鮮やかに決め、すぐさまブレークバック


▼第8ゲーム 大坂のサーブ 大坂のフォアがネットにかかり0-15。大坂が連続ダブルフォールトでセリーナにトリプルのブレークポイント。2ポイント返したが、30-40からこのゲーム3本目のダブルフォールトで、セリーナがブレーク


▼第7ゲーム セリーナのサーブ セリーナがオープンコートへバックのウイナーを決め15-0。大坂のリターンミスで30-0。センターへファーストを決め40-0。40-15から大坂のリターンがアウトし、セリーナがキープ


▼第6ゲーム 大坂のサーブ 大坂がラリーに競り負け0-15も、セリーナのリターンがネットにかかり15オール。セリーナのリターンミスで40-15。ワイドへ5本目のエースを決め、大坂がキープ


▼第5ゲーム セリーナのサーブ 15オールから大坂のフォアのクロスがネットにかかり30-15。セリーナがバックのウイナーで40-15。大坂のフォアがネットにかかり、セリーナがキープ


▼第4ゲーム 大坂のサーブ 15オールからセリーナのフォアがネットにかかり30-15。大坂がラリーに競り勝ち40-15。4本目のダブルフォールトで40-30。大坂がフォアのウイナーを決めてキープ


▼第3ゲーム セリーナのサーブ 15オールからセリーナがセンターへ時速197キロの3本目のエースを決め30-15。続いてファーストを決め40-15。最後は大坂のバックのスライスがアウトし、セリーナがキープ


▼第2ゲーム 大坂のサーブ 大坂が左右に振ったラリーからフォアのダウンザラインを決め15-0。30-0からセリーナがバックのリターンエースで30-15。4本目のダブルフォールトで30オールも、センターへ3本目のエースを決め40-30。最後はワイドへ4本目のエースを決め大坂がキープ


▼第1ゲーム セリーナのサーブ セリーナがフォアのウイナーを決め15オール。大坂のフォアの逆クロスがアウトし30-15。大坂がバックのダウンザラインのウイナーで30オール。セリーナのフォアがネットにかかり大坂にブレークポイント。センターへの深いショットからフォアへ振り、バックのクロスのウイナーで大坂がブレーク


リターンする大坂(AP)
リターンする大坂(AP)
雄たけびを上げるS・ウィリアムズ(ロイター)
雄たけびを上げるS・ウィリアムズ(ロイター)

第1セット


    101112
大 坂       6
セリー          3

○はキープ、★はブレーク、Tはタイブレーク


※メルボルンのロックダウンが解除され、この日から最終日まで観客を動員。拍手と歓声に迎えられて両選手がセンターコートに登場した

 

▼第9ゲーム 大坂のサーブ セリーナが連続リターンミスで30-0。ダブルフォールトで30-15。大坂が時速190キロのファーストを決め40-15とセットポイント。大坂がラリーを圧倒してキープし、第1セットを先取


▼第8ゲーム セリーナのサーブ セリーナが2本目のエースで30-0。大坂のフォアのクロスをセリーナが返せず30-15。40-15からワイドへファーストを決めセリーナがキープ


▼第7ゲーム 大坂のサーブ セリーナの連続ミスで30-0。大坂が2本目のエースを決め40-0。セリーナがセカンドをたたくが大きくアウトし、大坂がラブゲームでキープして5ゲーム連取


▼第6ゲーム セリーナのサーブ 15オールからセリーナのフォアのクロスがアウトし15-30。バックの打ち合いから最後は大坂がバックのダウンザラインのウイナーでダブルのブレークポイント。大坂がフォアの逆クロスのウイナーでブレーク


▼第5ゲーム 大坂のサーブ セリーナがラリーを優位に進め0-30。15-30から大坂がフォアのウイナーを決め30オール。大坂のフォアがアウトし、セリーナにブレークポイント。大坂がバックの深いショットから、甘いリターンをたたいてバックのウイナーを決めジュースに粘る。2度目のジュースで大坂がラリーに競り勝ち、ブレークピンチをしのいでキープ


▼第4ゲーム セリーナのサーブ 40-15から大坂がフォアのウイナーを決め40-30。大坂がラリーに競り勝ち、ドライブボレーをセリーナが返せずジュース。2度目のジュースでネットインを大坂がアングルショットで返し、アドバンテージ。セリーナのフォアがアウトし、大坂がブレーク


▼第3ゲーム 大坂のサーブ 大坂が2ポイント連取もミスで30オール。大坂が2本目のダブルフォールトでブレークピンチ。セリーナのフォアがアウトしジュース。セリーナがファーストを返せず、大坂にアドバンテージ。センターへ1本目のエースを決め、ブレークピンチをしのいで大坂がキープ


▼第2ゲーム セリーナのサーブ セリーナがスライスサーブで1本目のエース。セリーナが強烈なバックのクロスからスマッシュを決め40-0。40-15から大坂のバックがネットにかかりセリーナがキープ


▼第1ゲーム 大坂のサーブ 大坂がコイントスに勝ちサーブを選択。日本時間午後0時16分に試合開始。現地の気温は29度。いきなり大坂が時速191キロのファーストを決めファーストポイント。セリーナもセカンドをたたきリターンエースで15オール。大坂が1本目のダブルフォールトで15-30。大坂のフォアがアウトし、セリーナにダブルのブレークポイント。30-40から大坂のバックがネットにかかりセリーナがブレーク


第1セットを先取しガッツポーズする大坂(AP)
第1セットを先取しガッツポーズする大坂(AP)
リターンするS・ウィリアムズ(ロイター)
リターンするS・ウィリアムズ(ロイター)