日本オリンピック委員会(JOC)が正常化まで無期限の資格停止処分を科す方針を決めた日本バスケットボール協会の石川武会長代行は17日に記者会見し、JOCが認めないという新役員人事について「白紙撤回しない。自主的に決めたことは(JOCも)尊重してほしい」と話し、あらためて理解を求めた。

 同会長代行は、処分を最終的に決める18日のJOC評議員会に出席して、意見を述べるという。

 正常化しなければ、女子日本代表が北京五輪出場権を獲得しても派遣を見送るとした点に「チームに心理的に非常に大きな影響を与える。JOCの活動目的としてどうなのか」と疑問を呈した。

 1年も続く同協会の混乱が処分につながったことに「選手に謝っても謝りきれない」と話し、会長候補の麻生太郎衆院議員については「秘書と接触して受諾するとの感触を得た」と述べた。