北京五輪の陸上男子400メートルリレー銅メダリストで、その後引退した朝原宣治さんが21日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブの会合で講演し、自らの競技人生などを振り返った。

 講演の中で、朝原さんは記念のバトンが既に日本陸連の手元にあるとの連絡を受けていることを明かし「12月15日の日本陸連の表彰で授与式があるんじゃないか」と話した。

 今後は指導者を目指す朝原さん。自身の経験から「ぼくがドイツに1人で行ったように、覚悟が必要。今の若い選手にはそれが足りないんじゃないか」と厳しい言葉で後輩の奮起を促した。