アテネ五輪競泳女子800メートル自由形で金メダルを獲得した柴田亜衣(26=チームアリーナ)が11日、都内で引退会見を開いた。引退の理由に「自分の中で満足いく練習ができなくなった。たくさん泳いでいると体が悲鳴を上げた」と話した。また、最も思い出の深いレースにアテネ五輪金メダルを上げたが、「金を取った時はよく分からなかったが、続けているうちに、金をこんなにも重いものだと感じるようになった。結果を求めてしまう自分がいた」と涙を流した。今後は、所属するデサントの社員として水泳の普及に努めていく予定だ。