国際スケート連盟(ISU)がバンクーバー冬季五輪が開催される2009~10年シーズンのフィギュア規定を改正し、ジャンプの回転不足による減点を緩和したことが17日、分かった。ISUの平松純子技術委員は、4回転ジャンプや浅田真央(中京大)が跳ぶトリプルアクセル(3回転半)、2連続3回転など「難しい技への挑戦を勇気づけ、評価する改正」としている。

 回転不足のジャンプは、ジャッジによる出来栄えの評価で必ず減点対象となっていたが、来季からは加点や減点の裁量をジャッジに委ねる。平松委員は「挑戦しても回転不足となれば基礎点が下がる上に、減点される二重のマイナスがなくなる」と説明した。