アテネ五輪女子マラソンの金メダリスト、野口みずき(シスメックス)が9日、昨年の北京五輪を欠場する原因となった左脚付け根の故障からほぼ回復し、既にジョギングを再開したことを明らかにした。本格的な練習にはまだ取り組めていないことから、レースへの復帰時期は依然として未定という。

 野口は同日、山形県高畠町で開催された藤田信之監督主催の陸上教室に参加。1月末に故障が再発したことで走らずに完治を待っていたが、3週間ほど前の検査結果が良好だったため、その後は連日、約1時間のジョギングをしているという。「いいリズムで走れるようになった。(レース復帰は)もう少し練習ができるようになってから。焦ってもいけない」と話した。