柔道のグランドスラム大会、ロシア国際最終日は31日、モスクワで男女計7階級を行い、女子78キロ超級の北京五輪銀メダリストの塚田真希(綜合警備保障)同70キロ級の国原頼子(自衛隊)男子90キロ級の小野卓志(了徳寺学園職)の3選手が優勝した。

 決勝で塚田はチュニジア選手を下し、国原は強豪のエディト・ボス(オランダ)を倒した。日本女子は今大会7階級のうち5階級を制した。

 男子は小野が今大会唯一の優勝。4月の全日本選手権で初優勝した同100キロ級の穴井隆将(天理大職)は、アテネ五輪81キロ級覇者イリアス・イリアディス(ギリシャ)との1回戦を突破したが、2回戦でウクライナ選手に敗れた。(共同)