オーストラリアのエバンズ移民・市民権相は31日、外国出身の一流スポーツ選手に対する国籍取得条件を緩和し、五輪での獲得メダル増を目指すと発表した。

 能力が認められた選手の場合、国籍取得に必要な居住期間を4年間から2年間に短縮する予定。議会に9月、国籍法改正法案を提出する。

 同相は、ロシアから2006年に移住したスピードスケート・ショートトラック女子のタチアナ・ボロドゥリナと並んで会見。法改正により、同選手が来年のバンクーバー冬季五輪にオーストラリア代表として参加できるようになると述べた。