40歳になる来年も現役を続ける女子テニスのクルム伊達公子(エステティックTBC)が、2月にクアラルンプールで開催される国別対抗戦、フェド杯の日本代表メンバーに14年ぶりに選出されたことが17日、分かった。クルム伊達は最新の世界ランキングで日本選手最上位の70位で、シングルスのエースとして期待される。

 クルム伊達がフェド杯で日本代表になるのは、引退した年の1996年7月に米国に敗れたワールドグループ(WG)準決勝以来。同年4月、ドイツが相手のWG1回戦では、当時世界ランキング1位のシュテフィ・グラフを破り、大きな話題となった。日本代表としては同年夏のアトランタ五輪にも出場している。

 現在、日本はアジア・オセアニアゾーン1部に属し、8チームが2グループに分かれて戦う2月の試合で1位になればWG2部入れ替え戦に進める。